『ボアヴェールトリオ』八ヶ岳コンサート2024を鑑賞しました

　今回で第96回となる歴史あるコンサート『ボアヴェールトリオ』にご招待頂き、鑑賞してまいりました。「緑の森」を意味する “Bois Vert” という名にゆかりの深いこの北杜の地で、ピアノ：東誠三、ヴァイオリン：三浦章宏、チェロ：藤森亮一の日本を代表するトリオにより構成されたコンサートは、心身ともに音楽に包まれた至福のひとときとなりました。中でもこのコンサートのラストを飾った、チャイコフスキーのピアノ3重奏曲イ短調は壮大ながら、テンポよく曲調が変化し、まるで一つの映画に惹きこまれている気分でした。

　また、コンサートの前夜祭では、奏者の御三方とお話しをさせて頂き、日々の研鑽やこのコンサートへの意気込みや思い出などをお聞かせいただくことができ、私の知らない世界を勉強させて頂きました。このような素晴らしい機会を賜りましたこと、改めて演奏者の皆様、主催者の皆様に感謝申し上げます。

　もうすぐ記念すべき第100回目となる『ボアヴェールトリオ』。これからも北杜の地を音楽の力で豊かにしてくれることを楽しみにしています。